男女雇用機会均等法

男女雇用機会均等法が施行されてから、今年で丸30年になります。色んな職場で女性がどんどん進出してきて、昔は女性の方が職場の隅の方にいたものですが、そのうち男性の方が職場の隅に追いやられてきそうな気がしています。実際、私の勤める会社でも男女の差というのはほとんどなく、女性管理職というのもポツポツ現れ始めていますので、本当に平等になってきていることを実感しています。しかし、現場はともかく、どうも会社の規則の方が追いついていないような気がしています。というのも、女性へのケアというのは男性へのケアよりも、色んな面で難しい部分が多いからなんです。相手が女性となると、まず体の作りからが違います。男性と違い、ホルモンバランスも関係してきます。
それと、お子さんがいらっしゃる場合ですね。会社勤めをしている女性ですと、産休・育休等の子育てに関わる面でのケアを重要視している方も、結構多くいらっしゃるのではないでしょうか。
最後に、メンタリティの部分です。女性というのは、セクハラやパワハラの対象になりやすいので、そこのケアを重要視している企業も今では多いかと思われます。
ここまで述べてきた通り、女性は男性と違う部分というのが多いですから、今まで男性中心でよかった社則などが女性にも対応できるような形に直さなくてはならないわけです。これが本当に難しい。その点では、まだまだ本当に平等というわけにはいかないのかなと思います。