少し前の話になりますが、会社でセクハラ担当窓口というのが設置されました。その初代担当者が、私の会社で数少ない女性管理職の方になりました。何でも、この手の問題は女性の方が圧倒的に多いので、ケアするのも女性の方が何かといいだろう、という理由でそうなったのだそうです。なるほど、確かにその通りなんでしょう。しかし、ここでふと思ったことがあります。このセクハラにしても何にしても何らかのケアをする場合、女性が対応することの方が多いような気がします。例えば、コールセンターの苦情担当の窓口です。よほどのことがない限り、ほとんどが女性である場合が多いですよね。何でしょう、言いやすいのでしょうか。
それともう1つ。先日、たまたま看護師の求人を目にして思ったのですが、分かりやすい例が看護師です。患者さんのケアという点ですね。男性も増えてきているとはいえ、未だに女性が中心なのは細かい気配りなんかができるからだと思うのです。メンタル面でも正直男性よりも女性の方が強いと思っていますので、誰かのしんどい部分を受け止めてフォローするのは女性の方が上手いというのは納得できます。
しかし、それだと彼女たちのケアは誰がするのでしょうか。確かに女性は強いものですが、彼女たちが疲れた時のケアは我々男性が担ってあげたいものです。また、そうであってほしいとも思います。
近年はやれ草食系だの何だのと男性の方が弱っちいような話も出ていますが、ここぞという時には女性の弱さをケアしてあげられる存在でありたいものです。